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モン・サン・ミッシェル観光のおすすめ時期、必要な時間、見どころ

モン・サン・ミッシェルと田園風景

モン・サン・ミッシェルと田園風景

モン・サン・ミッシェルはフランスにあるカトリックの巡礼地のひとつです。1979年に世界文化遺産に登録され、その絶景と神秘的な要素に惹かれて、毎年多くの観光客が訪れています。日本人も大人気のスポットになっています。モン・サン・ミッシェル観光をばっちり楽しむための、初めてモン・サン・ミッシェルへ行かれる方・これからフランス旅行を計画される方向けに観光ポイントをまとめました。おすすめの観光シーズン、見どころポイント、おすすめ滞在時間を紹介します。ぜひモン・サン・ミッシェルへの旅のご参考にしてください。

 

 

1. モン・サン・ミッシェルとは?

1-1. モン・サン・ミッシェルの歴史と建築

モン・サン・ミッシェルの回廊

モン・サン・ミッシェルの回廊

モン・サン・ミッシェルはもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ、先住民のケルト人が信仰する聖地でした。しかし708年にアヴランシュ司教オベールが夢の中で「この岩山に聖堂を建てよ」というお告げを大天使ミカエルから受けたとから始まります。オベールが高さ80mほどの小さな島に建てた礼拝堂が、後のモンサンミッシェルになったと言われています。建立後、陸続きだったモンサンミッシェルの周囲は一晩のうちに海に沈み、現在のような離れ小島になったと言われています。

しばらくは、小さな聖堂があるのみでしたが、966年にカトリック教ベネディクト会の修道院が建てられたことをきっかけに、何度も造営が繰り返されて大きくなっていきます。建設されて以降幾度となく増改築が繰り返され、現在の形になったのは13世紀。14世紀に入ると周りを海に囲まれた立地から、自然の要塞として戦争に利用され、18世紀には監獄として使用されたことも。激動の歴史を積み重ねてきました。

1865年にナポレオン3世の勅命により1865年、現在の美しい形に修復されました。修道士が戻ったのはそれから約100年たった1966年。1979年に世界遺産に登録されてからは知名度が上がって人気の観光地になったのです。

 

1-2. ハリーポッターホグワーツのモデル!?

ホグワーツ魔法学校のモデル!?

ホグワーツ魔法学校のモデル!?

世界中の人々を魅了したハリー・ポッターとその仲間たちが魔法を学んだ学校で知られているホグワーツ魔法学校のモデルになったと言われています。が、モン・サン・ミッシェルは外観はお城のようですが、修道院なのでこの説は違っているかもしれませんね。それ以外にもラプンツェルのモデルにもなっていると言われている、大変神秘的な建造物です。

また、2016年にはツール・ド・フランスのスタート地にも選ばれているなど年々その人気が向上している聖地です。

 

2. モン・サン・ミッシェルのおすすめ時期は夜景が楽しめる「冬」

2-1. 夏と冬で味が変わるモン・サン・ミッシェル観光

夏のモン・サン・ミッシェル

夏のモン・サン・ミッシェル

夏と冬でモン・サン・ミッシェルの観光の仕方は変わります。
夏は当然ですが、日が長いために1日中観光できるのが特徴です。朝早くから夜遅くまで観光がじっくり楽しめるので、世界中から観光客が訪れます。また、夏と言っても日本や東南アジアの夏ほど暑くないため、快適に過ごすことができます。朝晩は少し肌寒いくらいなので、羽織ものを持っていく必要がありますが、寒すぎずにちょうど良い気候です。
一方でモン・サン・ミッシェルでは、「オフシーズン」と言われている冬ですが、太陽が沈む時間が早いので日帰りツアーでも夕暮れやライトアップされた絶景夜景のモン・サン・ミッシェルを見られることが最大の売りです。

2-2. 冬はモン・サン・ミッシェルの夜景と日没風景が楽しめるおすすめ時期

モン・サン・ミッシェルの日没風景

モン・サン・ミッシェルの日没風景

前述の通り、冬のフランスは日の入りが17時頃と非常に早いため、日帰りツアーでも夜景が楽しめられます。モン・サン・ミッシェルの夜景は日本で見られるイルミネーションのようにキラキラとしているわけではありませんが、周りに建物が全くない海に上にある修道院がライトアップされている様子は、ここ以外で見られない絶景と言える景色です。

私が個人的におすすめするのはちょうど日没時刻に訪れる夕暮れのモン・サン・ミッシェルの風景で、それは非常に幻想的です。写真のようにオレンジがかった背景に映るモン・サン・ミッシェルは、その壮大感がより際立ちます。

夏は観光客で大混雑

夏は観光客で大混雑

画像:https://thosefarawayplaces.wordpress.com/tag/mont-st-michel/

また、冬のモン・サン・ミッシェル観光のメリットの1つとして、「観光客の少なさ」も挙げられるでしょう。夏は世界中からの旅行客により、道も大混雑で昼過ぎからは歩けないほどの日もあります。穏やかに過ごせる気候と相まってモン・サン・ミッシェルに来られる方も非常に多いです。冬はこのような様子はなく、土日などはベルギーやドイツから少し足を伸ばしてこられる方もいらっしゃいますが、比較的にゆっくりと観光ができる良いシーズンです。

 

2-3. モン・サン・ミッシェルの気候とおすすめの服装は?日本より涼しいかつ寒い

モン・サン・ミッシェルのおすすめ服装

モンサンミッシェルは1年を通して東京よりも3〜5℃気温が低いので、夏でも比較的快適に過ごすことができます。ただし海に面しているため、潮風の影響を強く受けるので朝や夕方以降は長袖が必須です。冬はダウンコートなどの厚手のコートを持っていくといいでしょう。カイロもお忘れなく。

モン・サン・ミッシェルの地域は天気が変わりやすく、1日のなかで寒暖差も激しいので注意が必要です。季節にかかわらず雨が降ることが多いので、折りたたみ傘やカッパなど雨具を持っていきましょう。

また修道院を見学される方は階段の上り下りが多いので、歩きやすい服装と靴をおすすめします。冬であればスウェットやジーンズなどのゆったりした服やスニーカーなど、なるべくストレスのかからない服装を選んでください。後述するレストランなどにドレスコードはありませんので、特に気にして綺麗な服装を着ていく必要はありません。 

 

 

3. モン・サン・ミッシェルの観光みどころは?

3-1. 絶景でインスタ映えを狙おう

モン・サン・ミッシェルの夜景

モン・サン・ミッシェルの夜景

ここからは観光のポイントを紹介していきます。まずは「絶景」です。当たり前ですし、ほとんどの方がこれを目当てに訪れているでしょう。モン・サン・ミッシェルを撮影する最高のポイントは、対岸から続く展望橋です。ガイドブックで見たことのある景色がそのまま目の前に広がります。モン・サン・ミッシェルと対岸を結ぶ無料シャトルバスがありますが、モン・サン・ミッシェル側のバスストップがちょうど絶景撮影地になっています。ご自身での写真撮影もいいですし、家族・カップルでご旅行の方は、「Could you take a photo ?」と言って、他の観光客の方に写真を撮ってもらいましょう。

また近隣エリアにご宿泊の方は、朝日を狙って写真を撮りに行くのもおすすめです。朝焼けの中モンサンミッシェルが浮かび上がる様は、現実ではないような神々しさがあります。それ以外にも、実はモン・サン・ミッシェルの中にも絶景ポイントがあり、西側のテラスやレ・ファニル通りからは開放感抜群の景色が楽しめます。またモン・サン・ミッシェルのテラスから海や干潟を撮影するのもそれは素敵です。ぜひカメラを持って行きましょう。 

3-2. 修道院見学を楽しもう

修道院見学

修道院見学

モン・サン・ミッシェル修道院は966年に建築が始まり、数世紀にわたって増改築が繰り返されてきたので非常に歴史を感じる建物です。内部は複雑な構造になっていますが、案内に沿って進めば迷うこともありません。

見どころはいくつかあり、前述の「西のテラス」は、1421年に崩壊する前の修道院付属教会の前庭を中心に構成されています。風がさわやかで、西はブルターニュ地方、東はノルマンディ地方など、さまざまな風景を望み、四方に海も見渡せる素晴らしい眺めを楽しめます。「付属教会」は1421年に復元された時からそのままとなっており、光が差したときの内陣や壁の色が、神秘的で美しい空間をつくり上げます。ステンドグラスの色彩と、緻密な模様が見る人の心を惹きつけ、心穏やかな気持ちにしてくれます。それ以外にも「回廊」の内庭もいかにもヨーロッパらしい庭園のようで綺麗で「西洋の驚異」と褒め称えられるほどの見事な景色を生み出しています。全体を通して2〜3時間かけてゆっくりと楽しめます。

入場料は1人€9、18~25歳は€7です。(ツアーの場合は、入場料が込となっていることが多いです。)オーディオガイドを借りる場合は追加で1台€4.50、2台€6必要です。案内のパンフレットやオーディオガイドは日本語も用意されているので安心です。 

3-3. 馬車に乗ってモン・サン・ミッシェルまで行こう

モン・サン・ミッシェルと馬車

モン・サン・ミッシェルと馬車

対岸からモン・サン・ミッシェルに行くまでには無料のシャトルバスで行くのが一般的ですが、「馬車」での移動も可能です。

ゆったりと蹄の音を響かせながら歩く馬車に乗れば、モンサンミッシェルに着く前から非日常感を味わえます。こちらはシャトルバスとは違い無料ですが、日本では馬車に乗る機会はそうないでしょうし、パリなどの都市でも当然馬車には乗れませんので、ぜひこの機会に乗ってみるのもいいのではないでしょうか。

また橋は歩いてもOKなので、モン・サン・ミッシェル湾と徐々に近づく島を眺めながら歩くのもおすすめです。自分のペースでのんびり歩けば、モンサンミッシェル独特の空気感を満喫できます。

 

3-4. 満潮と干潮を楽しもう

遠浅の干潟が島全体を取り囲んでいるモン・サン・ミッシェルは、潮の満ち引きによって見せる表情が全く違うのが特徴です

干潮の際は海のギリギリまで歩いていき、海面からモン・サン・ミッシェルの写真を撮ることもできなくはないです。(実際に私が訪れた時も何人か海面に行っている西洋人を見かけました)

一方で満潮の際には橋の上まで水が来て、足が水浸しになる事もあるようです。さらに1年に数回ある大潮では、最高水位が13mを越えるので橋が水没し、島がぽっかりと浮かび上がります。(めったにこのような機会に会うことはないと思いますが)

“海のピラミッド”と言われる景色だけあって、海越しのモン・サン・ミッシェルは思い出になるでしょう。干潮や満潮の時間はもちろん、時期がが合えば大潮の時間を調べてから行ってみてくださいね。

3-5. モン・サン・ミッシェル名物オムレツを食べよう


This photo of Hotel Restaurant La Mere Poulard is courtesy of TripAdvisor

モン・サン・ミッシェル名物グルメといえば、「オムレツ」です。1888年創業の「ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)」というホテルが巡礼者たちに振る舞っていたのが始まりだそうです。今ではモン・サン・ミッシェル名物として数多くのホテルやレストランがこのオムレツを提供しています。近くに牛が多く飼育されていることも由来しているのかもしれませんね。

このラ・メールで食べられるオムレツですが、一般的なイメージのオムレツとは全く違っていて、ふわふわのスフレ状になっているのが特徴です(日本で食べられる朝ごはんのようなオムレツではないので一口目にいい意味で裏切られます)。銅製のボールで泡立ててから作るので、お店の周辺ではリズミカルな音が響いています。ラ・メールに限らず、モン・サン・ミッシェルで食べられるオムレツは全てこのようなスフレ状になっていて、付け合せのバケットなどと一緒にディナーとしても食べられます。

 

 

4. モン・サン・ミッシェル滞在にはどれくらいかかる?

4-1. 日帰りでモン・サン・ミッシェルに行く場合は3〜5時間

TGVでモン・サン・ミッシェルへ

TGVモン・サン・ミッシェル

日帰りで行かれる方は電車、バスツアー、直行バスそれぞれに行き方次第で滞在時間が変わりますが、3〜5時間くらいの滞在が目安かと思います。1〜2時間を修道院見学に使い、それ以外の時間を食事や写真撮影、ショッピングに使う方が多いでしょう。

日帰りでの行き方比較は以下の記事に掲載しているため、参考にしてくださいね。

 

triphack30.hatenablog.com

 

日本語ガイドが案内する日帰りツアーは、下記のサイトで検索可能です。

モンサンミッシェル日帰りツアーはこちら

 

4-2. 宿泊予定の方は10時間以上モン・サン・ミッシェルを楽しめる

日帰りでのモン・サン・ミッシェル見学では物足りないという方は、対岸にあるホテルやモン・サン・ミッシェル島内にあるホテルに宿泊することで10時間以上楽しめることができるでしょう。夜0時までライトアップされているモン・サン・ミッシェルなので夜中までモン・サン・ミッシェルの景色をうっとりと眺められるなんて最高ですよね。時間にゆとりのある方は、ぜひホテル宿泊をおすすめします。